3Psというプロジェクト

幾度となく書かねばならんと思っていたのが大学時代の部活で製作したプラネタリウム投影機の製作に関する技術資料。
いつか、いつか…と思いつつきっかけがなく書いていなかった。


ただ、

という状況に当たって、この事例に限らず書いていかんと、という気になった。

幾度となく書こうとしていたが、そもそもインフラ整えて…

なんてことをしているとなかなか書けないもので、とにかく書き出す、そうすれば途中で飽きても公開できた情報は0ではないだろうと。

そのスタンスでいるには個人ブログだろうなぁと…
ほとんど更新していないブログで言うのもアレだが…


書くことはあるのだけれど書かなければいけないことが多すぎて何から書けばいいやら、というのが本音なので、こういう記事を、というようなリクエストが頂ければなぁという淡い期待をしつつ書き殴る。



大学時代の製作資料は

tenken3ps @wiki - 神戸大学天文研究会 プラネタリウム班 プラネタリウム製作課 3Ps

なのだけれど、諸事情あって管理下になく、途中で更新が止まっている。


私はこの3Psというグループで製作課長として予算のやり繰りやら技術指導をしつつ、同部隊メンバーに恐ろしく迷惑をかけながら自作プラネタリウム投影機の完成まで手掛ける事が出来た。


金と人数と時間はそれなりに割いていて、それでも大学の部活レベルの投影機だが、色々な環境に気を使った。その目的は

tenken3ps @wiki - 3Psについて

にあるとおり、

故障や事故の予防、コストの削減、不慮の事態に対応する場合の修繕の時間・手間の省略、機能強化、フレキシブル性強化、システムの簡易化

が主眼。要は、故障しにくい、故障しても修理がしやすいというところがコンセプト。

もっとも、壊れにくいことは技術が醸成されにくいことも意味しているから、3Psでは製作後の今でも改修やら研修のために部から予算を下ろしてもらっている(はず)


ずっと使い続けていたマシンは毎週故障していて限界だった。
回路はブラックボックスで何をすればいいのかもわからず、何時間も回路を接続し直すというオカルト的修理もされていた。

それではいかんだろうと先輩から押しつけられた頂いたお仕事がこれだった。

活動は夜遅くまでぼっちで部室に残り、スパゲティのような配線を一本づつほぐしながら、現行機の全回路図を作ることから始まった。
なかなか恐ろしい作業だったなぁ…

問題点を洗い出し、情報を集め、実験を重ね、そうして作っていく過程で却下したものと採用したものとがある。そういうのをとりあえず今後書いていこう。